人吉球磨の魅力満載〜農村物・観光・特産品・歴史・文化 全ての魅力が詰まったサイト


唐辛子今昔物語 

みなさん、唐辛子って国内ではどのくらいの量が消費されているかご存知ですか?昨今の激辛ブームも手伝って、おおよそ1年間で1万トンもの量が消費されていると言われています。しかし、お隣の韓国では、一人当たりの消費量が、なんと、日本のおよそ80倍と言いますから、驚きです。でもそんな韓国ですら敵わない国がいくつもある(最大輸出国はインド)ってことで、ますます驚きですね。  昭和30年代の後半くらいまでは、日本でも盛んに栽培されており(当時、年間7,000トンくらい)、輸出もされていました。しかし、栽培に手間がかかることや、円高の影響などで、作り手が減少していき、今では年200トン程度しか獲れなくなり、消費のほとんどを輸入に頼っています(約92%は中国産)。


唐辛子日本一プロジェクト

近年の国内産唐辛子の需要の高まりを受け、「唐辛子日本一プロジェクト」の旗印の下、生産者・行政・販売者でそれぞれの役割分担を明確にし、より強固な組織を作っていくことで、農作物の生産販売グループのモデルケースを確立させようと、動いています。
この活動を通じ、私たちが目標にしていることは、


1.耕作放棄地の拡大を防ぐ
2.出口(販売先)を確保することで、生産者の方々が不安なく作物を栽培できる
3.若手の就農者を増やし、雇用創出にひと役買う
4.直接お客様へ商品を届ける、第6次産業型ビジネスの展開
5.唐辛子に関するすべての分野で日本一になる

ことです。生産量・品質・味、いずれにおいても日本一となれるよう、グループ全体が一丸となって取り組んでいます。


"辛い"だけではない唐辛子

人吉球磨地区で採れた唐辛子は、辛さの中に甘味と旨味をしっかりと味わえるものに仕上がっており、 ほとんどの方がその"違い"を識別していただけるスーパーベジタブルなのです。
また辛味成分であるカプサイシンのほか、実の部分にカロテン・ビタミンB1・B2も多く含まれており、さらには、 葉の部分にも多くの栄養素が含まれていますので、ぜひ日頃から食べていただきたい食材です。


唐辛子を育てる 

桜の花が咲き始める3月中旬ごろ、唐辛子の種まきを始めます。3〜4週間もすると、4〜6枚の葉がつきます。
 
4月中旬、元気のいいものだけを選定し、ひとつずつ鉢上げをします。 そこからさらに1ヶ月の期間をかけ、生育させます。その間、圃場は定植の準備にかかります。
 

完熟堆肥で土作り。
一定期間寝かせたら、有機ぼかし肥を撒き、畝を作ってマルチを張ります。遅霜が降りきった5月中旬、いよいよ定植。ひとつずつ丁寧に植えていきます。
。栽培期間中は減農薬を心掛け、肥料はできるだけ有機物を使用し、安全・安心な唐辛子を作っています。
 

6月、スネくらいの高さになり、白くて小さいかわいらしい花が咲きます。みなさん、唐辛子の花って、見たことありますか?
 
7月初旬、豊かな自然環境の中、目に優しい緑の葉が茂り、畝に張ったマルチが見えなくなるくらい元気に育ち、ツヤツヤの実がたくさんつき始めます。
 
 

真夏を迎え、8月初旬には、腰丈くらいまで成長し、じわじわと実に色がつき始めます。 生育状況により年度ごとに差はありますが、8月の終わりごろから、真っ赤に色がついたものから順次収穫していきます。

9月の中旬頃、ほとんどの実が赤く染まります。実の赤色と葉の緑色とのコントラストが壮観です。
 

収穫した唐辛子は、生のまま(赤・青ともに)出荷するものは冷蔵便で、それ以外の唐辛子は生産者ごとに天日乾燥し、 3段階に分けて選別し、10kgずつ梱包し、乾燥品・ホールの唐辛子が完成です。
ここから市販用に小分けしたものを製造したり、粉末加工して一味として販売したり、さまざまな規格で販売しています。
 
 

商品規格 

■九州産唐辛子 生赤・生青
■九州産唐辛子 乾燥・ホール
■九州産唐辛子 乾燥・ホール
■九州磨産唐辛子 一味
■九州磨産唐辛子 一味
■九州磨産唐辛子 輪切り
■九州磨産唐辛子 輪切り
■九州磨産唐辛子 糸切り
■九州磨産唐辛子 糸切り
※ それぞれに規格・発注ロットがございます。
※ 規格は変更する場合がございます。